太平洋フェリーの予約から乗船までを徹底解説！

名古屋・仙台・苫小牧間を運航している太平洋フェリー。私も1度利用したことがあります。

船内は豪華な内装でお部屋や設備も充実している太平洋フェリーを今回はご紹介します！

太平洋フェリーの基本情報

太平洋フェリーについての基本的な情報をご紹介します！

太平洋フェリーとは

太平洋フェリー株式会社は、名古屋・仙台・苫小牧を結ぶ定期航路を運航する名鉄グループの海運会社です。

名古屋から仙台経由で北海道の苫小牧へ向かうルートが特徴で、観光やビジネス、バイクやペットを伴う旅行にも人気があります。

主な船舶「きそ」などにはレストランや個室があり、さまざまなプランが用意されています。

運賃や割引情報、予約方法を事前に確認し、自分に合ったプランを選ぶことで快適な船旅を楽しめます。

苫小牧-仙台-名古屋航路の概要

太平洋フェリーは、苫小牧（北海道）から仙台（宮城県）を経由し、名古屋（愛知県）までの航路を運航しています。

全長1,330kmのこの航路では、苫小牧行きが約40時間、名古屋行きが約39時間30分かかります。

航路の詳細

• 苫小牧↔名古屋（仙台経由）
  距離: 1,330km
  所要時間: 苫小牧行き 約40時間 / 名古屋行き 約39時間30分
  ※仙台港で一時下船が可能です。
• 仙台↔名古屋
  距離: 770km
  所要時間: 約22時間
• 苫小牧↔仙台
  距離: 560km
  所要時間: 苫小牧行き 約15時間20分 / 仙台行き 約15時間

また、運賃は燃料油価格の変動により年度途中で変更されることがあるため、事前に公式サイトで確認することをおすすめします。

運航スケジュールと時刻表

太平洋フェリーは、苫小牧・仙台・名古屋を結ぶ定期航路を運航しています。

最新の時刻表は太平洋フェリーの公式ウェブサイトで確認可能です。
運航スケジュールは天候などの影響で変更される場合があるため、事前のチェックをおすすめします。
運航日程表はPDF形式でも提供され、印刷して持ち歩くことも可能です。

運賃について

太平洋フェリーの運賃は、航路やシーズン、予約状況によって異なります。

たとえば、苫小牧–仙台経由–名古屋間の運賃は、設定されている期間によって変動します。

具体的な料金は、公式サイトで最新情報を確認することができます。

また、仙台–名古屋間の運賃も季節や予約状況により変動しますので、事前に確認することをおすすめします。

運賃には、乗用車を含むプランや、バイクやペット同伴のオプションもあります。

さらに、割引プランや個室を利用することで、さらにお得に船旅を楽しむことができます。

運賃は年度途中で変更される場合があるため、最新の料金情報を公式サイトでしっかりとチェックしましょう。

太平洋フェリーの予約方法と手続き

太平洋フェリーは、Webと電話の２つの予約方法があります。

それぞれの手続きについて解説していきます。

オンライン予約の手順

1. 利用者登録
   まず、インターネット予約には利用者登録が必要です。メールアドレスや名前を入力して、無料で登録します。
2. 予約開始
   予約は、乗船日の2ヶ月前の午前9時から開始されます。インターネット予約が便利で、迅速に手続きできます。
3. 航路の選択
   希望の航路（仙台、名古屋、苫小牧など）を選び、空席状況を確認します。空いている部屋を選びましょう。
4. 予約手続き
   空席を確認後、必要な情報を入力し、予約を確定します。払込票番号が発行されますので、メモしておきましょう。
5. 支払い
   予約後、コンビニやクレジットカード等で支払いを完了します。
   ※購入期限については、支払い方法により異なりますので詳細は公式サイトでご確認ください。
6. 乗船手続き
   乗船日当日、港で乗船名簿に記入し、乗船券を提出。搭乗券が発行され、準備完了です。
   乗船名簿は事前にWeb上で登録可能です。当日は混雑しますので、事前登録がおすすめ！
   ※乗船当日の手続きについては、車の乗船有無や支払い方法により異なりますので詳細は公式サイトでご確認ください。

事前に予約を行うことで、スムーズに船旅を楽しむことができます。

電話予約の流れ

太平洋フェリーの電話予約は、簡単に行うことができます。以下の手順で進めてください。

1. 予約センターへの連絡
   まず、太平洋フェリーの予約センターに電話します。
   受付時間は平日・土曜・祝日9:00～17:00で、日曜は休業です。
2. 予約内容の確認
   オペレーターに乗船日、出発地（仙台、名古屋、苫小牧など）、目的地、人数などを伝えます。往復の場合は、往復それぞれの予約が必要です。
3. 予約の確定
   空席が確認できたら、オペレーターが予約を確定します。予約番号が発行されるので、忘れずにメモしておきましょう。
4. 料金の支払い
   予約後、指定された方法で料金を支払います。支払い方法はオペレーターから案内されます。
5. 乗船準備
   乗船日当日に必要な書類（乗船券）を持参し、港で手続きを完了させます。搭乗券が発行され、準備が整います。

電話予約はシンプルな手順で行えるため、特に繁忙期には早めの予約が推奨されます。

予約変更手続きの注意点

予約変更は、変更する便に空きがあれば変更することが可能です。
2回目以降の変更で、元々予約した料金から減額になる場合は、手数料が発生します。

太平洋フェリーの乗船準備と出発当日

さあ、いよいよ乗船当日！

各港までのアクセスや受付、持ち込みルールについて見ていきましょう！

仙台港・名古屋港・苫小牧港へのアクセス

名古屋港へのアクセス
名古屋市内から名古屋港へのアクセスも充実しています。

• バス: 名古屋駅から直通バスが運行されています。
• 車: 名港中央ICから約5分の場所にフェリーターミナルがあります。

苫小牧港へのアクセス
北海道の主要港、苫小牧港（西港）へのアクセスは以下の通りです。

• バス: 苫小牧市内からフェリーターミナル行きのバスが運行されています。
• 車: 道央自動車道を使って簡単にアクセスでき、駐車場も完備されています。

これらの交通手段を利用して、スムーズに港へ到着しましょう。

乗船手続きと受付時間

受付時間

• 車ありの場合：苫小牧港発は出港の120分前までに完了する必要があります。仙台港発、名古屋港発は出港の90分前までに行いましょう。
• 車なしの場合: 車両を持たない場合は、出港の60分前までに手続きを済ませる必要があります。

乗船手続きの流れ

1. ターミナルビルでの手続き: 乗船名簿に必要事項を記入し、窓口で提出します。
2. 搭乗券の受け取り: 手続き後、搭乗券が渡されます。
3. 乗船開始のアナウンスを待つ: 車両を持っている場合は、指定された待機場所でアナウンスを待機します。

早めに手続きを済ませて、スムーズな船旅をお楽しみください。

荷物の持ち込みルールと注意事項

太平洋フェリーでは、乗船者や船舶に危害を及ぼすおそれのある物品の持ち込みが禁止されています。

具体的には、爆発物や毒物、鋭利な物などが含まれます。これらの物品が発見された場合、運送契約が解除されることがあります。

安全な船旅のために、持ち込みが禁止された物を確認して、ルールを守りましょう。

また、船内は現金のみの支払いとなりますので、事前に現金をご準備ください。

太平洋フェリーの客室の種類と設備

滞在する部屋のタイプやどのような施設があるのか確認していきましょう。

客室タイプの紹介

部屋タイプ/船舶	いしかり	きそ	きたかみ
ロイヤルスイートルーム	〇 洋室のみ	〇 洋室のみ	–
スイートルーム	〇 洋室のみ	〇 洋室のみ	–
セミスイートルーム	〇 洋室のみ	〇 洋室のみ	–
特等客室	〇 洋室・和室	〇 洋室・和室	〇 洋室・和室
1等客室	〇 洋室・和室・和洋室 ※バリアフリー対応あり	〇 洋室・和室・和洋室 ※バリアフリー対応あり	〇 フォース・クロスツイン・ウィズペット ※バリアフリー対応あり
B寝台	〇	〇	〇
その他の客室	–	–	エコノミーシングル C寝台

ロイヤルスイートルーム
ロイヤルスイートルームは定員が2～3名で、バスタブとシャワートイレが完備されてます。
ベッドルームとリビングが分かれており、海を眺めながら優雅な時間を過ごすことができます。

スイートルーム
スイートルームはバスタブとシャワートイレ付。2～3名の利用でもゆったりとした時を過ごすことができます。

セミスイートルーム
セミスイートルームは、スイートルームと同様の設備で滞在できる客室になります。バスタブとシャワートイレも完備。

特等客室
特等客室には、洋室と和室があり、バスタブとシャワートイレを完備。和室が好みの方はこちらがおすすめです。

1等客室
1等客室は船によって用意されている客室が異なり、様々なタイプの部屋があります。トイレとシャワー付き。
バリアフリーに対応している客室もあります。
★私は1等客室の和洋室に泊まったことがあります。3人でもとても快適でした！

B寝台
2段ベッドのカプセル型客室で、読書灯やコンセント付き。快適に過ごせる設計です。

その他の客室
一人旅に最適なエコノミーシングルや荷物が置ける2段ベッドタイプのC寝台など、多様な選択肢があり、用途に応じた宿泊が可能です。

乗船する船によって部屋が異なりますので、詳細は公式サイトをご確認ください。

設備とアメニティ

船内設備
太平洋フェリーには、授乳室、給湯室、シャワールーム、コインランドリーなど、長旅に便利な施設が整っています。
また、ソフトドリンクやアルコール飲料の自動販売機も完備されています。

アメニティ
リンスインシャンプーやボディソープは備え付けられており、ドライヤーも利用可能。
ただし、タオルの貸し出しはなく、持参が必要です。
特等室ではフェイスタオルとバスタオルが提供されますが、ハンドタオルはありません。

娯楽施設
船内には、キッズルーム、マッサージコーナー、ゲームコーナー、カラオケルームなどがあり、乗船中も快適に過ごせます。

ペットとの同乗について

ペット同伴のルール
太平洋フェリーでは、ペットと一緒に乗船できますが、事前に同意書の提出が必要です。
また、乗船受付時に必要事項を記入し、窓口で手続きを行う必要があります。

ケージの持参と移動制限
乗下船時には、ペットを必ずケージに入れることが義務付けられています。
船内では指定された場所以外でペットを歩かせることはできませんので、必ずケージを持参してください。

ペットハウスの利用
船内には、ペットが快適に過ごせる「ペットハウス」が設置されています。
広々としたスペースが確保され、リラックスできる環境が整っているため、安心して利用できます。

乗船時の注意点
ペットの健康管理も重要です。
乗船前には健康状態を確認し、必要に応じて獣医師の診断を受けておくと安心です。

太平洋フェリーでの船内の食事

長い船旅での楽しみの一つは食事ですよね。

どのような食事があるのか調べてみました。

食事メニューの紹介

太平洋フェリー航海中の食事５食全て食べましたがこんな感じ。夕2回、昼1回、朝2回。ご参考に。 pic.twitter.com/XcWeAynhn8

— SUchannel乗り継ぎ限界国境戦士 (@channel_su) April 28, 2024

バイキングプラン
太平洋フェリーでは、「全食バイキングプラン」があり、航路ごとに提供される食事の回数が異なります。
苫小牧～仙台間は2食、苫小牧～名古屋間は5食、仙台～名古屋間は3食が含まれています。

豊富なメニュー
バイキングでは、和洋中の多彩なメニューを楽しめます。
季節や仕入れ状況に応じて内容が変わるため、毎回違った味を堪能できます。

料金と支払い方法
バイキングの料金は、朝食・昼食が1,200円、夕食が2,300円です。
事前予約は不要で、乗船後にレストランで支払いが可能です。

ドリンクサービス
ソフトドリンクは飲み放題で、アルコール飲料はレストラン内の自動販売機で購入できます。

朝食・昼食・夕食の選択肢

朝食
モーニングバイキングでは、和食・洋食の定番メニューが並び、季節や仕入れ状況に応じたメニューも楽しめます。

昼食
昼食もバイキング形式で、海鮮や地元食材を使った料理が人気です。

夕食
夕食バイキングでは、より多彩なメニューが提供され、特に地元特産品を使った料理や季節限定メニューが魅力です。

食事の予約方法とアレルギー対応

予約方法
太平洋フェリーの食事は、乗船前に事前予約が必要な場合があります。
特に「全食バイキングプラン」などの割引プランは、港での当日購入ができないため、事前に公式サイトや予約センターで申し込みましょう。
オンライン予約では割引が適用されることもあります。

アレルギー対応
食物アレルギーがある場合は、事前にフェリー会社へ相談することをおすすめします。
レストランのメニューにはアレルギー情報が記載されていることが多いですが、すべてのリクエストに対応できるとは限りません。
必要に応じて、持ち込みの食事を準備するのも良い方法です。

太平洋フェリーでの船旅の楽しみ方

快適な船旅を楽しむためのポイントをご紹介します。

船内エンターテインメント

シアターラウンジ
船内にはシアターラウンジがあり、映画上映や各種ショーが行われます。
快適な座席が用意されており、ゆったりとした空間で楽しめるのが魅力です。豪華客船のような設備が整い、長時間の船旅でも退屈せずに過ごせます。

景色を楽しむポイント

スカイデッキでの絶景鑑賞
太平洋フェリーのスカイデッキは、船の最上部に位置し、360度のパノラマビューを楽しめる絶好のスポットです。
広大な太平洋の景色や、仙台・名古屋・苫小牧の港の夜景、水平線から昇る朝日を眺めることができます。
特に日の出の時間帯は、心が洗われるような贅沢なひとときを過ごせるためおすすめです。

展望大浴場でのリラックス
船内には展望大浴場があり、雄大な海を眺めながら入浴することができます。
特に夕暮れ時には、美しい夕日が海に沈む絶景が広がり、旅の疲れを癒してくれるでしょう。

デッキでの過ごし方
デッキでは、潮風を感じながらのんびりと過ごすことができます。
晴れた日には、青空と白い船体のコントラストが美しく、写真撮影にも最適。
名古屋から苫小牧への航路では、日の出を2回、日の入りを1回楽しむチャンスもあります。カメラを持参して、船旅ならではの景色を満喫しましょう。

さいごに

今回は、太平洋フェリーの予約から乗船と船内の紹介をしました。

海上ではネットは繋がらないので不便に感じることがあるかもしれません。

ですが、デジタルデトックスしてゆったり船旅を満喫することができます。

船上での美しい夕日や朝日、普段観れない景色が癒しになりますよ！